Evernoteで同期に失敗した場合の対応方法

Evernoteで同期に失敗した場合の対応方法
Evernoteで同期に失敗した場合の対応方法-その2

Evernote で同期に失敗した場合の対応方法-その3

Evernote で同期に失敗した場合の対応方法-その4


突然、昨晩からEvernoteで同期に失敗するようになった。

EvernoteとはオンラインでWebクリッピングや、ノートなどを保存、共有できるサービスだ。
各種OS用のクライアントソフトが無料で提供されており、クリッピングやセーブと同時に同期が行われ、使い勝手がよい。

私は、以下の環境で動作させている。
OS:Windows Vista SP2
Client Soft: Evernote for Windows 3.5.1.1410+Firefox拡張(Evernote Web Clipper 3.0.0.7100)


しかし、このEvernoteが昨日からクリッピング時の同期に失敗するようになった。
Evernoteのサイトにログインして確認してみると、確かにローカルに存在するが、オンラインには存在しないものがいくつか存在する。

念の為、ローカルのものをすべてエクスポートしてファイルとして保存した後、オンラインで保存したものをすべて削除してから同期を取ったり、ローカルの方を1個だけ残して同期したり、あるいはすべて削除してから同期したりしてもだめであった。

画面に表示されるメッセージから推測すると、サーバ側のデータベースあるいはローカル側のデータベースでアップデートが行われ、それらの差分を確認するところまでは実行されるのだが、最後の最後で「同期失敗」となる。

最後の手段と思い、クライアントソフトのアンインストール+再インストールを試みるも、結果は変わらず。

ただよくよく調べてみるとクライアントソフトであるEvernote for Windowsのログが見つかった。
Vistaでは、C:\Users\ユーザ名\AppData\Local\Evernote\EverNote\Logs\SyncLog_2010-03-01.txtのようになる。

これが、例えば以下のようになっていた。

17:17:21 0% * loaded updateCount: 2302
17:17:21 0% Client is up to date with the server, updateCount=2302
17:17:21 0% * saved updateCount: 2302
17:17:22 0% Updating server items
17:17:22 1% Skipping note "エイト・ビー、位置情報と連動したミニブログ「マメモ」開設へ :ベンチャーニ..." flagged as unsyncable (0x4) local flags (ENML_VALIDATION)

(略)

17:17:23 100% 121 items were not synchronized
17:17:23 100% * Note 227, error: local flags (ENML_VALIDATION)

(略)

17:17:45 100% Session terminated abnormally, elapsed time: 25s
17:17:45 100% * sent: 228B, received: 138B
17:17:45 100% * 1s (4%) spent in EDAM RPC

なんか、ローカル側のデータベースが壊れているようだ。
また、このログファイルなどのタイムスタンプを調べてみると、アンインストール前から存在しているようである。
念の為これらのバックアップをとり、もう一度クライアントソフトをアンインストール後、データベースのあるフォルダを削除後、再インストールしてみた。

これでやっと、同期がとれるようになった。
この後はエクスポートしたものをインポートし直して、全部のノートを復旧させることが出来た。


結局、ローカルのデータベースを再構築するには、アンインストール後にデータベースのフォルダを削除、その後インストールし直すということでした。