Evernoteで同期に失敗した場合の対応方法-その2

Evernoteで同期に失敗した場合の対応方法
Evernoteで同期に失敗した場合の対応方法-その2

Evernote で同期に失敗した場合の対応方法-その3

Evernote で同期に失敗した場合の対応方法-その4

EvernoteでWebクリッピングなどしてローカルなマシン上に取り込めたとしても、サーバ側でノートの中に正しく認識できないフォーマットのデータが含まれていると、そのノートを同期することは出来ない。

対策は、以下の通り。
1. 同期に失敗したノートから正しく認識できないフォーマットのデータを削除する。
2. ノート自体が壊れている場合は、そのノートを削除するか、ローカルのみのノートブックに保存すること。
ローカルのみのノートブックは同期の対象にならないため、同期失敗するノートを繰り返し同期しようとすることはない。
同期に失敗したノートは、"Unsynced Notes"というローカルのみのノートブックに移動しているため、そのままほっておくことにしてもよい。

ぐぐると同期に失敗するには、他の原因もあるようだ。
A.サーバに接続できない
 クライアントのEvernoteがサーバに接続できない場合がある。
 本当にサーバが落ちていたり、ネットワーク障害が発生している場合は、回復すのを待つしかない。

 その他にGoogle Public DNSを使った場合にDNSでサーバのIPアドレスが引けない場合などが該当する。
 こちらの場合は、Google Public DNSを使わないことが対策になる。

B.Evernoteに保存できる容量とか、通信量などの制限に引っ掛かった場合にも同期に失敗する。


同期失敗の原因を調べるには、ログデータファイルを見る。
ログデータファイルは、Evernote for Windowsでは、以下の操作で見つかる。

「ツール」->「オプション」->「ログデータフォルダを開く」

今回私がエラーになった原因は、以下に示すように「BAD_DATA_FORMAT」のためであった。

10:32:58 99% EDAMUserException: errorCode=BAD_DATA_FORMAT parameter="ResourceAttributes.sourceURL"

BAD_DATA_FORMATの意味は、以下のURLを参照のこと。

http://www.evernote.com/about/developer/api/ref/Errors.html

ちなみに、私の場合のエラーの直接の原因は、具体的にはFirefox 3.6で使っていた拡張機能Seo Quake」だった。
この拡張機能は、閲覧中のページのSEOに関する指標を画面に追加して表示してくれるものだ。
なかなか便利なのだが、もともと存在しないものをDOM上に追加して表示しているため、Evernoteに取り込むと、意味不明なデータが存在することになる。
クライアントのEvernoteでは不明なまま存在してもエラーにはならないが、サーバはそのデータを受け付けてくれない。

ただし、以前はこのままでもサーバと同期がとれていたはず。
クライアントの側で取り込み方が変わったか、サーバへのデータの送り方が変わったか、サーバの側でより厳密にデータを識別するようになったのだろうか。